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もてない人間の雑記帳・ゆるく断捨離中

少し前のこと  

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category: 雑記

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お別れ会  

先日、会社の帰りに家の最寄り駅に戻ってきたときのことだ。
「○○○○くんお別れ会 会場」と書かれた厚紙のようなものを持って立っている男性がいた。
一瞬何のことかわからなかったんだけど、すぐにお別れってそういう意味かと合点がいった。
「お別れ会」という表現を使う必要があるということは会の参加者に合わせてるということでつまりものすごく幼い子供が亡くなったんだなと思ってなぜかひどく悲しかった。
永遠の別れの一つの形態として最近は大人でも「お別れ会」という形式があるようだけど、おそらくは最初の推測で合っていると思う。
だから何だって話だけど、この見ず知らずの○○くんに対する悲しみとは一体どこから来るのかと思った。
悲しいことなんて世の中に山ほどあるし、見ず知らずだからこそ無責任に悲しむことだけできるのかなとか。
最近は感情の動きが鈍くなったと感じてたけど、こんなときばかり、しかも自分とは無関係なところから無意識に感情の種を見出だしているのではないかという気がして情けなかった。

うなされて起きることが多くなったし、毎日が暗い靄に覆われている感じであまり調子はよくない。
それでも毎日をこなしていくしかないんだけど、こなしていった先に何もないから終わりが知りたいと思う。
元気は元気なので大丈夫だけど。

category: ふつうの日記

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2015年1~2月読書感想  

最近読んだ本の記録。
今年の読書目標は100冊だけど、そうすると月に8~9冊読まなくてはならないことになって結構厳しい。

新世界より(上) (講談社文庫)
新世界より(上) (講談社文庫)

貴志祐介『新世界より』
貴志祐介によるファンタジー方面というか舞台が現実世界でない方面の話。
文庫だと上中下の大作で、読み応えはあって展開は面白いんだけど、自分自身ファンタジーがあまり得意でないせいか(想像力が欠如してるからだと思う)最後まで入り込めずに終わった。
この世界では人間が呪力という謂わば魔法の力を有してるんだけど、それがしっくり来なかった。
いつまで非実在の生き物の話が続くんだろうと思っていたら最後までそれだった。
人と人が殺し合う…みたいなのを想像していたら着地点が違ったから入り込めなかったのかもしれない。
ただ、人間の身勝手さとか物語の根底にあるものはなんとなく感じ取ることができた。
私の好きな『天使の囀り』『クリムゾンの迷宮』『黒い家』あたりの貴志祐介ワールドとはかなり軸を変えている作品だった。

プリティが多すぎる
プリティが多すぎる

大崎梢『プリティが多すぎる』
文芸誌志望の若き編集者がローティーン誌の編集部に配属されて東奔西走する話。
ところどころ登場人物によって仕事論のようなものが語られていて、その通りだなと思うと同時にそんなに仕事に対して真っ向から対峙できない自分がみじめに思える。
クリエイティブな仕事への劣等感が消えない。
何もかもがどこまでもエネルギーに満ちた出版の世界、こういう場所で切磋琢磨された人間はさぞかし充実した人生を送るのだろうという卑屈っぽい気持ちになってしまった。
物語自体は山あり谷ありの仕事小説で面白かった。


園芸少年
園芸少年

魚住直子『園芸少年』
先ほどの『プリティが多すぎる』と逆でタイトルから簡単に内容が推し量れるので読もうと思った。
久しぶりにいい小説を読んだ。
タイプの違う男子高校生3人がふとしたきっかけで園芸に勤しむことになる話。
恋愛の出てこない青春小説は好きだ。
男子高校生の友情に夢をもってしまうけど(変な意味でなく)やはり小説世界だけの話なのかな。
それぞれが自分の意思をもって考えて動く所とか、決して流されて生きているわけではないことに頼もしさを感じた。
園芸が3人を結び付けているけど、性格も背景も三者三様で、それぞれがそれぞれの抱える事象に向き合い、たまには互いの存在が前に進む力になるけどその干渉のしすぎなさとか、友達ってそういうものだよねという人間関係の在り方についても胸に残るものがあった。

本を読んでいると、その他の考え事を一時的にうっちゃれるのがいい。
そういう風にしていかに考えたくないことを考える余地を作らないかがうまく生きるポイントだと思う。
最近は本当に駄目すぎるのでもっと楽に生きたい。

category: 読んだ(本)

tag: 書籍 
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