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もてない人間の雑記帳・ゆるく断捨離中

あたりさわりのない人  

最近もこれと言ってうだつのあがらない生活を送っている。
強いて言えば、先週は人と会う機会が二度あった。

一度目は学生時代の友達で、夕食をとりながらとりとめもない話をした。
主に彼女の近況報告を聞くことに終始していたと思う。
最近彼氏ができたとかで、明らかに幸せなオーラが出ていて、体調もよさそうだった。
こちとらビタミン剤を飲み始めたけどプラシーボ効果すらなくただ尿を黄色くさせているだけなのに。
友達なので特別妬んだり僻んだりすることはないんだけど、そういう人生が普通にやってくるのが不思議だ。
何より今まであれだけ相手の容姿にこだわっていた彼女が、彼の人柄や自分に対する愛情の深さで恋人を選んだということに上から目線ながら成長を感じ、やはりそういう堅実な年頃だよなと思って自らを顧みると何もない。
元々これまでも何もないのでそこまで焦ったり落ち込んだりはしないんだけど。
人は人自分は自分と思っているからこっちはこっちでやっていくけど、周囲はそんな感じで人生がすすんで行ってるなと思った話。

二度目はこれまた学生時代の知り合いの人たちと複数で集まった。
その中にとても行動力もコミュニケーション能力も高い子がいて、地元が近いというきっかけで仲良くしてくれていろんな集まりに引き合わせてくれるんだけど、今回も彼女発案の集まりだった。
すると当然知り合いだけどあまり親交の深くない人がいたりする。
たしかに学生時代から友達なんだけど、一対一では絶対に遊ばない子。
同じ趣味を持ってるけど、それで会話が弾むわけでもない。
これってなんなんだろうと思うけど、今回も謎が解けなかった。
私自身にも原因があるということはひとまず置いておいて、その子に関して分析すると、非常に「あたりさわりのない子」だということが言える。
いつもニコニコして相槌を打っていて、自分のことをあまり話さない。
でもいつも権力者の近くや力のある集団?の輪の中にいる。
つるんでいる友達もいて、そういう子たちとは深い話をするのかもしれないけど、私とはその手の話をしたことがない。
私が自分の話をしたり笑いを誘うようなことを言ってもニコニコするだけ。
私は「つまらない人」と思われるのが怖くて無駄にベラベラ話してしまうこともよくあるけど、そういう空回りをしなくても周りに人がいる彼女のことが不思議だ。
こういう「あたりさわりのない人」って実は結構いて、学生の時も彼女の他にも何人かいたし、職場にもいる。
一番気になるのはその人が誰の前でなら「素」になって、それがどんな風で、どうして私はその「素」を見せる人間に選ばれないのかということだ。
知る由もない。

前述の一緒に夕食をとった友達なんかは、自己主張が強くてわがままと評されることもあるけれど、自分のことをバンバン話すので「あたりさわりのない人」よりは安心して付き合える。
あとは飲み会のおじさん達ってどうでもいい身の上話や昔話を一方的にしてくるけど、こういう感覚がなさそうに見えてものすごくほんの少しだけ羨ましい。
「あたりさわりのない人」の後ろに私が勝手に見ている裏の部分が恐ろしいんだと思う。
人間ってわからないものを怖がる傾向があるからなあ。
きっと私も誰かにとっては「あたりさわりのない人」なんだろうな。

大人になるとそういう「あたりさわりのない人」が増える。
と、最近気が付いた。
とくに10代の頃は自分の好きなものをものすごい勢いで薦めてくる子とかがいて、本や漫画や音楽を「押し貸し」してくる友達が結構いた。
それで新しい発見があったり、自分もはまったりした。
大人になってしまうとそういうのってかなり難しくて、さみしいなと感じる。
身近な人からの口コミって情報源として個人的に貴重だから。
みんな自分をさらけ出すのがそれなりに怖いんだと思う。
それが閉塞感につながったりして、私達の生活はわりと息苦しい。


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